Larval Drosophila Brain Connectome (Winding et al. 2023)
University of Cambridge (Michael Winding et al.)
Michael Winding(ケンブリッジ大学)を筆頭とする研究チームが2023年3月にScience誌で発表した、昆虫の脳全体を対象とする完全なシナプス配線図。1齢幼虫のショウジョウバエ脳を対象に3,016ニューロン・約548,000シナプスを再構成し、多感覚統合や左右半球間の連絡、再帰的な回路構造が広く見られることを示した。
確認した出典
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- ebi.ac.uk https://www.ebi.ac.uk/europepmc/webservices/rest/search?query=DOI:10.1126/science.add9330&format=json&resultType=core
- en.wikipedia.org https://en.wikipedia.org/wiki/Drosophila_connectome
利用: 5 件
wetware
Roxx0x
Winding ら 2023 の幼虫コネクトーム(2,952 ニューロン・約 11 万結合、動物 1 匹の脳を丸ごとシナプス解像度で描いた最初の地図)を、固定されたリザバーとして使う。配線は一切書き換えない——動物のコネクトームは編集できないから——ので、学習するのは活動を読み出す 1 層の線形層だけ。手書き数字ではベースライン 10% に対して 94% に達する。pip で入り、コネクトームを一度だけ取得して、数字認識と時系列のタスクを小さな API の背後に用意する。
connectome_data_prep
Yijie Yin, University of Cambridge
ケンブリッジ大学の Yijie Yin 氏による、公開コネクトームを解析しやすい疎結合行列とメタデータ表に整形するためのノートブック・スクリプト集。flow centrality に基づく軸索・樹状突起の分割処理も含む。対象は成虫の male CNS・BANC・FlyWire/FAFB・hemibrain・MANC に加えて幼虫コネクトームで、Connectome Interpreter で使う経路探索・実効結合解析のベンチマークコードも同梱されている。ライセンスファイルは未設定。
CHIMERA (larval connectome in MuJoCo)
caparison1234
Winding ら(2023)のショウジョウバエ幼虫コネクトームから 1,373 ニューロン・22,400 シナプスを LIF モデルで動かし、MuJoCo の幼虫ボディをリアルタイムで駆動する Python プロジェクト。入力側は小型の言語モデル Qwen2.5 0.5B で、英語・韓国語・日本語・中国語のテキストを感覚刺激に変換する仕組み(「危険」で侵害受容が働いて後退や体を丸める動作、「餌の匂い」で頭部走査など)であり、コネクトーム自体が何かを知覚しているわけではない。17 件のコミットはすべて 2026-03-21 で、9 月のブームより前。ライセンスは未記載。
Virtual Fly Brain
Virtual Fly Brain consortium (UK institutions incl. MRC HGU)
ニューロン画像・遺伝子発現パターン・コネクトームを標準脳テンプレート上に統合し、解剖学オントロジーで結びつけて横断検索できる Web アトラス。英国の研究資金で 2009 年から運営され、現在は 60 万件超の 3D 画像と約 49 万個の結合情報付きニューロンを収載し、hemibrain・FlyWire・FANC・幼虫 L1EM などをカバーする。v2 フロントエンド(geppetto-vfb)は Geppetto を MIT ライセンスでカスタマイズしたもの。
Wikipedia: Drosophila connectome
Wikipedia (Wikimedia Foundation)
ショウジョウバエのコネクトミクスを一望できるWikipediaの記事。なぜショウジョウバエがモデル生物に選ばれるのかから始まり、3,016ニューロンの幼虫脳、成体のhemibrain、FlyWire、FANC・MANCの神経索、2025年のBANCやオス中枢神経系の全体再構成まで主要データセットを順に解説し、配線構造と行動の関係にも触れている。本文はCC BY-SA 4.0、最終更新は2026年8月11日。