ハエの脳とは何で、いま何ができるのか

「ハエの脳」の正体は配線図です。どのニューロンがどのニューロンに何本シナプスを張っているか、それを数え上げた表。配線図そのものは動きません。

測った配線図と、人が決めたダイナミクスのモデルを足すと、動く「ハエの脳」になる 測った配線図 — どれがどれに、何本+決めたダイナミクスのモデル — 閾値・時定数=動く「ハエの脳」
動いているのは、測った配線と、人が選んだモデルの組み合わせ。

測った部分 — 配線図

決めた部分 — 配線図に入っていないもの

興奮性か抑制性か
神経伝達物質の予測から推定している
シナプスの強さ
多くのプロジェクトはシナプスの本数をそのまま重みに使う
膜時定数・発火閾値
プロジェクトごとに選んだ値。多くは Shiu ら 2024 のモデル

機械学習は重みを学習で決める。ここでは顕微鏡で数えた本数で代用する。重みは学習するものなのか、測るものなのか。

できること / できないこと

できるようになった

まだできない

得られたのは「心」ではなく、共通の実験台です。

掲載の基準

一次ソースを読んで確認できたものだけを載せています。とくに重く見ているのは、対照実験を走らせているかと、できなかったことを書いているかです。編集方針 / 掲載を依頼する

数字の注意: 同じ MaleCNS でもプロジェクトごとにシナプス数の記載が 2,450 万〜2,560 万と食い違います。数え方が違うためで、どの版の何を数えた値かを確かめる必要があります。